まつえ農水商工連携事業でブランド化に取り組む「松江イワガキ」がシーズンを迎え、出荷報告会を開催しました。
松江市島根町野井(のい)イワガキ生産組合の村上組合長が平成25年の生産状況と出荷予定について報告しました。
◆日時 平成25年4月5日(金)11:00~
◆会場 松江市島根町野井(のい)漁港
◆出席者 野井イワガキ生産組合ほか
◆「松江イワガキ」について
・平成10年から島根町の野井地区で養殖開始。
・平成14年から市場へ出荷。
・平成21年度に、島根町野井、瀬崎(せざき)地区で養殖生産グループ結成。
・現在は松江市島根町野井、瀬崎、多古(たこ)地区や美保関町内で合計8つの個人・経営体が養殖に取組み、定置網と兼業で生産。
・出荷時期は、通常3月~6月で、生食用として主に地元の市場(いちば)へ出荷。
・市内のスーパーなど小売店や飲食店で取り扱われている。
・平成21年度からの松江市の補助事業によって養殖施設を増設し、稚貝の養殖を増やすことが可能となった。
・平成22年度から「まつえ農水商工連携事業」においてブランド化に向けた取組みをはじめ、「松江イワガキ」としてPRを開始。
・平成23年6月には、市内のホテルにおいて松江市長や関係者への創作料理の試食会を開催し、味と品質に太鼓判をいただいた。
・生産量は平成24年度までは1万個、平成25年度は7万個、将来的には10万個の出荷を見込んでいる。
・生産量の増加に伴い、今後は一層の知名度のアップと県内外への販路の確保、加工品の開発などを視野に入れた取組みに力を入れたいと考えている。
松江市東出雲町上意東の畑地区「畑ほし柿生産組合」が生産する松江の特産品「東出雲のまる畑ほし柿(ひがしいずものまるはたほしがき)」が、財団法人食品産業センターの主催する地域食ブランド表示基準制度「本場の本物」に認定されましたので、松江市長へ報告しました。
◆日 時 平成25年4月8日(月)14:00
◆会 場 松江市役所応接室
◆報告者
【認定者】
畑ほし柿生産組合(はたほしがきせいさんくみあい)
組合長 森廣公一(もりひろこういち)
所在地 松江市東出雲町上意東616
連絡先 TEL.0852-52-2912
HP http://www.hatahoshigaki.jp
【支援者】
くにびき農業協同組合
営農部 部長 奥原展芳(おくはらのぶよし)
所在地 松江市西川津町1635-2
連絡先 TEL.0852-55-3038
【本場の本物認定にいたる経緯】
●平成24年4月
まつえ農水商工連携事業推進協議会が、西条柿の普及・振興をテーマとして取り組む一環として、松江の特産物である「まる畑ほし柿」のブランド化による価値向上と食文化の保護を図るため「本場の本物」への申請を勧める。
●生産組合ではこれを受け、JAくにびきや松江市東出雲支所、協議会からの協力を受けながら「本場の本物」認定に向けた手続きに取り掛かる。
●平成24年8月 第1次審査 書類審査
●平成24年9月7日 第2次審査 財団法人食品産業センター(東京都)でのプレゼンテーション
●平成25年1月10日~11日 最終審査 審査員による現地審査
●平成25年3月22日 認定
【本場の本物について】
●HP http://www.honbamon.jp/
●平成17年度から農林水産省の所管団体である「財団法人食品産業センター」が主催するものです。
●日本の各地域に伝わる歴史や食文化、そしてその品質を守るために、ヨーロッパの地理的呼称制度(PDO等)に倣って、地域食品ブランドの表示基準を認定し公表する制度として創設されたものです。
●審査は、東京大学の名誉教授やフードジャーナリスト、報道関係者など各業界の著名な専門家6名で行われ、申請された食品のうち審査専門委員会で認められたものだけが認定されるものです。
●第1次の書類審査から、第2次のプレゼンテーション審査、そして第3次の現地審査までの厳しい審査過程を経て認定されます。
●ですから、「本場の本物」という表示は、国内加工食品のうち選び抜かれたものだけが表示できる、国が認める公式なブランド称号といえます。
●平成23年度までに全国で25品目が認定されており、平成24年度は新たに8品目が追加され、合計33品目が認定を受けています。
●島根県では、平成23年度に、松江市中原町の有限会社青山商店の「松江の炭火あご野焼き」が初の認定を受け、今回は島根県内で2品目の認定となります。
中国地方では、3つめの認定となります。(※1番目は、鳥取の砂丘らっきょう)
【東出雲の畑ほし柿について】
●今回認定を受けられた「畑ほし柿生産組合」は、松江市東出雲町上意東畑地区の農家19戸で組織され、畑の干し柿は、戦国時代から400年以上の歴史を持つ松江の特産品です。
●地区内で栽培された糖度の高い西条柿を、地域の気候風土を活かして、昔ながらの天日乾燥で仕上げる伝統製法を守り続け、栽培から加工まで一貫して製造されています。
●生産者全農家が島根県から「エコファーマー」の指定を受け、農薬を軽減した安心安全な「ほし柿づくり」に努めておられます。
●また、小中高校生の体験学習の受け入れや、県内外から柿オーナー募集の取組み、最近では、まつえ農水商工連携事業で、西条柿の皮をパウダーやチップに加工して販売されたり、松江農林高校生と連携して新商品を開発されたりと、「西条柿のファンを増やす」ための積極的な取組みも展開されています。
まつえ農水商工連携事業にかかわる生産者、商工業者、支援機関のスタッフが集まって事業者交流会を開催しました。
参加者から熱心な自社PRと商品紹介が行われ、異業種の交流、マッチングを図りました。
交流会のなかでは、地元食をテーマに「まつえの地域に伝わる昔ながらの食材・料理を味わう会」と称して地元資源の情報交換を行いました。
◆日時 平成25年3月25日(月)17:00~
◆会場 松江堀川地ビール館(松江市黒田町509-1/TEL0852-55-8877)
◆参加者 参加68名(申込76名)
【生 産 者】12名
【商工業者】33名
【高等学校】 1名
【支援機関】22名
◆「まつえの地域に伝わる昔ながらの食材・料理を味わう会」
展示・試食メニュー
●中海の幸(中海漁協のこせがれネット 美保関町/石倉眞彦)
あさり酒蒸し、よこ貝バター焼き、い貝バター焼き、アカモク、亀の手酒蒸し
●コノシロ柿酢漬け(平成町/一文字家)
●スモークナッツ(宍道町/スナハラ)
●大根島はまぼうふう醤油漬け(八束町/ままぼうふう生産組合)
●葉わさびしょうゆ漬け(八雲町/旬菜レストラン知足亭)
●島根半島の幸(島根町/民宿なかよし)
うみうし味噌和え、カジメ汁、芽カブとろとろ、なまこ酢、ブリ煮なます、サバ塩辛、多古鼻わかめ
●玄丹そば粉入りとうふ(宍道町/大野とうふ店)
●宍道湖産セイゴ野焼き、つみれ、天ぷら(中原町/青山商店)
●サバ塩辛なべ、サバ魚醤、サバ塩辛(鹿島町/マルコウ)
●「くるっとサザエぽんっ!」活きサザエ身取り実演(鹿島町/萬隆)
第2回目となる「まつえの産地体感ツアー(東出雲町・八雲町)」を開催しました。
松江特産物の生産現場を見て聞いて体感するバスツアーに市内外から20名が参加しました。
松江市交通局のレイクラインバスで松江市南部の東出雲町・八雲町エリアを巡り、地場産業のかまぼこ製造工場見学や出雲民芸紙の紙すき体験をしました。
◆日 時 平成25年3月16日(土)
◆参加者 20人(一般参加)
◆行 程
【東出雲町エリア】
①かまぼこ工場見学
(角蒲鉾株式会社/松江市東出雲町錦浜583-21/TEL0852-52-2612)
松江市東出雲町地域の地場産業の製造工場を見学し説明を受けました。
②揖屋神社参拝
「日本書紀」「出雲国風土記」に登場する由緒ある神社です。
ボランティアガイドさんの解説で地元の歴史文化を学びました。
③伊賦夜坂(イフヤサカ)・黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)
「古事記」に登場する黄泉の国の入口とされています。
【八雲町エリア】
④旬菜レストラン知足亭(昼食)
その日に獲れた地元野菜をメインにメニューを提供する農家レストランで、地元野菜や蕎麦を使った田舎めしを堪能しました。
⑤八雲郷土文化保存伝習施設
八雲町で収集した9千点の民俗資料を展示しています。館長の解説で懐かしい民具を学びました。
⑥熊野大社参拝
⑦伝統工芸体験
(安部栄四郎記念館/松江市八雲町東岩坂1754/TEL0852-54-1745)
展示室見学、出雲民芸紙紙すき体験を行いました。
人間国宝 安部栄四郎氏の出雲民芸紙を伝えています。
⑧志多備神社参拝
パワースポット日本一の椎の木「スダジイ」を見学しました。
松江農林高校生が市内洋菓子店「ラ・セゾン東出雲店」と共同開発したオリジナル洋菓子をPR販売しました。
西条柿味と抹茶味のダックワーズ『ダックポン』や西条柿ペーストを使ったパン『パーシモン』のほか自家製ポン菓子や野菜、ジャムなどを販売し、90分で完売しました。
このうち『ダックポン』は「ラ・セゾン東出雲店」で商品化され、3月末まで期間限定販売します。(売れゆきにより延長あり)
【イベント名称】
縁 de Pon 松農
~まごころこめてつながるえん~
【と き】
平成25年2月23日(土)10:00~14:00
【ところ】
アイパルテ(東出雲町錦新町)
東出雲町錦新町8丁目1-3/電話0852-52-761-4
【開発商品】
★『ダックポン』(西条柿味、抹茶味)1個150円
●松江産の「西条柿の皮パウダー」と「抹茶」をそれぞれ生地とバタークリームに練りこんだダックワーズです。
●生地のベースは米粉で、同校で生産しコンクールで金賞を獲得した「きぬむすめ」を使用しています。
●「ご縁」にかけて5円玉をイメージした形とし、中心のくぼみにポン菓子をトッピングしています。
●ポン菓子のサクッとした食感と生地の弾力あるフワッとした食感が特徴です。
●パッケージには、松江農林高校オリジナルキャラクターのロゴを使用しています。
※平成25年3月末まで「洋菓子の店ラ・セゾン東出雲店」で1個200円で販売します。
★『パーシモン』1個150円
●西条柿の果実のペーストとスキンチップ(皮チップ)を使ったパンです。
●柿ペーストを加工したジャムの味が特徴で、生地に西条柿スキンチップを練りこんで食感にも工夫をしています。
まつえ農水商工連携事業推進協議会の産学連携事業で開発されたオリジナルスイーツが完成したので、松江市長へ披露しました。
市長からは「美味しい。ダックワーズの生地と生地にトッピングしたポン菓子の食感が面白い(^^)Good! これは売れると思う。」と太鼓判をいただきました。
【連携者】 高校生 × 洋菓子店 × 西条柿生産者
【とき】 平成25年2月21日(木)11:30~12:00
【ところ】 松江市役所応接室
【開発者】
島根県立松江農林高等学校
(松江市乃木福富町51/電話0852-21-6772)
総合学科食品科学系列 3年生
田中舞衣(たなか まい)
出富静香(でとみ しずか)
石倉麻美(いしくら あさみ)
佐川千加(さがわ ちか)
【指導・販売者】
有限会社ラ・セゾン東出雲店
(松江市東出雲町錦新町2-2-5/電話0852-53-0510)
店長 新田孝一(にった こういち)
【西条柿生産者】
畑(はた)ほし柿生産組合
(松江市東出雲町上意東616/電話0852-52-2912)
組合長 森廣公一(もりひろ こういち)
【開発商品】
①「ダックポン」(西条柿)
ダックワーズ(自家製金賞米きぬむすめ、同米粉、西条柿スキンパウダーを使用)
②「ダックポン」(抹茶)
ダックワーズ(自家製金賞米きぬむすめ、同米粉、地元産抹茶を使用)
③パーシモン
パン(西条柿ペースト、西条柿スキンチップを使用)
④ポン菓子チョコ
ポン菓子をチョコレートでコーティング (自家製金賞米きぬむすめを使用)
【連携事業の経過】
◆平成24年 6月 高校生、洋菓子店、生産者が集まって産学連携での商品開発に取り掛かる。
◆平成24年10月 農林高校が西条柿スキンチップ・スキンパウダー活用コンテストに出展し「特別賞」を受賞。
◆平成24年10月 松江市農林水産祭で試験販売。
◆平成25年 1月 農林高校がブラッシュアップした試作品を完成。
◆平成25年 1月 農林高校がラ・セゾン東出雲店へ試作品持込、相談。
◆平成25年 2月 農林高校がラ・セゾン東出雲店で商品製作。
◆平成25年 2月 松江市長への完成披露・試食会開催。
◆平成25年 2月23日 松江農林高校生による商品販売イベント開催。
(会場:アイパルテ)
【販売にいたるまでのストーリー】
●平成23年度春、まつえ農水商工連携事業推進協議会からの呼びかけを受け、松江農林高等学校総合学科食品科学系列の生徒2人が「米粉」を使ったスイーツづくりに課題研究として取り組む。
●米粉カステラの上に米粉プリンを流し込み牡丹ジャムや干し柿、抹茶ソースをトッピングした「米夢(マイドリーム)」という名の米粉新食感スイーツを創作し、イベント販売などを行う。
●平成24年度、協議会はこの取組みを地域の連携をもってブラッシュアップし広げていくことを目的として「産学連携支援事業」という形で事業化。
●協議会と農林高校で協議し、平成24年度は総合学科食品科学系列の生徒4人が「米粉」に加えて協議会が活用拡大に取り組む「西条柿」をテーマとして課題研究のスイーツづくりに取り組むこことなる。
●かねてより、東出雲町の洋菓子店で旬の地元産品を使ったスイーツを売りにする「ラ・セゾン東出雲店」の新田店長から協議会へ「地元の生産者や学生と一緒に新しいスイーツをつくりたい。学生に生産現場を知ってもらいたいし、若いアイデアを新商品づくりに活かしたい」という相談があり、協議会はこれをうけて、高校生のスイーツ開発での産学連携を提案。
●平成24年6月には、協議会が仲介役となって、東出雲町の「畑ほし柿生産組合」の協力を得ることとなり、高校生と洋菓子のプロと西条柿生産者が連携してオリジナルスイーツづくりに取り組むことに決定。
●生産者がつくる地元原材料を使って、洋菓子のプロが生徒を指導し、「干し柿」や「柿ペースト」、西条柿の皮を加工した「西条柿スキンパウダー」や「西条柿スキンチップ」を活用した商品開発を行う。
●農林高校は、協議会が主催した「西条柿スキンチップ・スキンパウダー活用コンテスト」や松江市の「農林水産祭」などに試作品を出展し、審査員や消費者からの意見をもとに商品のブラッシュアップを重ねる。
●今年度課題研究の集大成として、生徒がラ・セゾン東出雲店で指導を受けて商品を完成させる。
●商品を市民にお披露目する場として、東出雲町のショッピングパーク「アイパルテ」の協力を受け、PR販売イベントを開催する。
<名称>「縁 de Pon 松農~ まごころこめてつながるえん~」
<とき> 平成25年2月23日(土)10:00~ 完売次第終了
<会場> アイパルテ(東出雲町錦新町)
東出雲町錦新町8丁目1-3/電話0852-52-761-4
<商品>ダックワーズ 1個150円
パーシモン 1個150円
ポン菓子チョコ 1包150円
ほか
ジャムなどの加工品や野菜も販売。
●イベント終了後は、農林高校生の開発したレシピを「ラ・セゾン東出雲店」が引き継ぎ、同店で3月末までの間、期間限定販売を行う。
松江市宍道町(しんじちょう)を本場とする「いずもなんきん」の鑑賞用として、宍道町で産出される「来待石」と市内の「杉間伐材」を組み合わせた金魚鉢が完成しましたので、松江市副市長へ報告しました。
【とき】平成25年1月17日(木)14:00~14:30
【ところ】松江市役所応接室
【企画】
Unknow Project(アンノンプロジェクト)
代表 古浦昌之
所在地 松江市中原町91
連絡先 TEL0852-21-4549
090-4105-6830
【製造】
◆来待石加工(鉢)◆
川賀石材店(かわがせきざいてん)
代表 伊藤勉
所在地 松江市宍道町東来待1644-1
連絡先 TEL0852-66-0274
◆木材加工(台座)◆
出雲かんべの里 木工工房
木工芸師 村山創達(むらやまそうたつ)
所在地 松江市大庭町1614
連絡先 TEL0852-28-0045
【いずもなんきん斡旋】
宍道錦魚会(しんじきんぎょかい)
会長 清水丈夫
連絡先 TEL0852-66-0185
【助言・協力】
まつえ南商工会 会長 安部廣
来待ストーンミュージアム
館長 徳岡隆夫(島根大学名誉教授)
【販売・お問合せ先】
Unknow Project(アンノンプロジェクト)
代表 古浦昌之
所在地 松江市中原町91
連絡先 TEL0852-21-4549
090-4105-6830
●水槽と台座はセット販売と別売りも可能。
●「いずもなんきん」は宍道錦魚会から希望者に金魚鉢とセットで販売する。
●インテリア・ガーデニングカタログの全国誌「ONLY ONE(オンリーワン)」に掲載中。
●価格、サイズ等は別紙「カタログ」のとおり。
●「松江歴史館玄関」にて常設展示、販売中。
【商品特徴】
松江市宍道町を中心に産出される「来待石」と「杉間伐材」を組み合わせた金魚鉢。宍道町を本場とする「いずもなんきん」の鑑賞用として、来待石を水槽型に彫刻加工し、杉間伐材を水槽の台座として組み合わせた。
デザイン性を重視した「室内用高級金魚鉢」として開発。
◆来待石の水槽◆
来待石は、松江市の地場産業である伝統的工芸品「出雲石灯ろう」の原材料として広く知られ、またその成分に水質浄化作用のあるゼオライトを約20%含んでいる。
加工のしやすさと環境性能を活かし、石灯ろう職人 伊藤勉 氏の熟練の技により室内向けのオリジナルデザインで「いずもなんきん」観賞用の水槽型に彫刻したもの。
◆杉間伐材の台座◆
松江森林組合(松江市乃白町219/電話0852-24-7228)が松江市内の山林で行う間伐で生じる杉材を材木加工したものを台座の材料として使用している。
日本伝統工芸展などでの入選実績のある若手木工芸師 村山創達 氏の感性と技で、来待石水槽の形と風合いにマッチする台座を制作したもの。
◆いずもなんきん◆
松江藩主松平不昧公も愛したと言われ、松江市宍道町を本場とし地道に飼育繁殖されてきた島根県指定天然記念物。全国の愛好家から珍重されている。
口先が小さく尖った形で、背びれが無く、尾ひれは四つ尾が特徴で、上方から鑑賞することが良しとされている。
今回の金魚鉢とセットで販売するのは、本場宍道町の「宍道錦魚会」で飼育繁殖されたいずもなんきん。
【商品化に至る経過】
平成23年12月、いずもなんきん愛好家で企画デザイン業を営む古浦氏(アンノンプロジェクト)がまつえ農水商工連携事業推進協議会へ来待石金魚鉢の開発相談をもちかける。
平成24年1月、協議会田渕コーディネーターの仲介で来待石灯ろう職人の伊藤氏(川賀石材店)と木工芸師の村山創達氏(かんべの里)、松江森林組合へ企画を持ち込み新商品開発について連携して取り組むことに決定。
平成24年2月に川賀石材店が代表で協議会の新商品開発助成金を活用し、古浦氏、伊藤氏、村山氏の3者のアイデアと技術を持ち寄り試作品制作に取り掛かる。
平成24年3月に、デザインとサイズの異なる3体の試作品が完成。
試作品完成からこれまでの間、完成品でいずもなんきんの飼育実験を積み重ね水槽の適性を調査するとともに、「宍道町れんげ祭」、「来待ストーンの集い」、「松江市環境フェスティバル」など各種イベントへの見本出展や貸出しを行い実用性を確認。
【今後の展開】
松江にしかない「来待石」と、松江を本場とする「いずもなんきん」それぞれに松江独自の「本物」としての価値があり、この価値を多くの方に提案、提供していく。
屋内用インテリアとしてデザインを重視し、「室内用高級工芸金魚鉢」としてホテルや旅館、観光施設への提案・販売を行う。また、マンションなど室内での飼育・鑑賞を望む愛好家への受注販売を行っていく。
「農水商工 手を取り合ってつくる」
まつえ農水商工連携事業のリーフレットが完成しました。
3年間で取り組んできた事業のテーマや開発商品、イベントなどの紹介をしています。
協議会構成団体を通して生産者・事業者・支援者の皆様へ配布しています。
配布をご希望される方は協議会事務局までお問合せください。
【発行】まつえ農水商工連携事業推進協議会
事務局 0852-55-5213(松江市産業振興課内)
【制作】(有)ノード 0852-37-2727